【型紙 / レシピ】スクエアヨークワンピース

ゴスロリ風のワンピースです。
正式名称は「スクエアヨークワンピース」だと思います…多分。

だいぶ前に型紙アンケートフォームで依頼があったものです。
かなりいい出来だと思います。

2023年12月20日追記
ラウンドヨークワンピースの型紙もできました。
丸まっていてとってもキュートですのでぜひぜひ見てみてください。


型紙


型紙1

型紙2

型紙3

型紙4

型紙5


お洋服の制作をして頂きましたら、ページ下部よりコメント頂けるととっても嬉しいです!!
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作り方解説


作り方ですが、前身頃以外はパフスリーブワンピースと同じですのでそちらを見て下さい。
本エントリでも写真を撮っているので一応解説しておきます。

前身頃の作成

ヨークの作成

型紙を生地に転写して裁断します。
縫い代1cmを忘れないようにして下さい。

ヨークに印を付けます。
まず中央線を引いた後にその両端2cmに縦線を引きます。

さらにその両端に1cmの縦線を引きます。

写真のように、中央線から引いた2cmの縦線で山折りにします。

続いて、2cmの縦線から引いた1cmの縦線を谷折りにします。
写真のようにコの字になるようにします。

このとき、縫い代の内側が13cm程度になるようにアイロンして調節します。

ヨークを装飾する

ヨークにレースを縫い付けます。
レースですが、今回は写真のような形状のものを買ってきました。

ヨークの谷折り部分にレースを挟んで上から3mmの位置にミシンを掛けます。

両端に作業をします。
このとき、チャコペンの縦線がヨーク全体で中央になるように定規で測りながら作業して下さい。

身頃にレースを縫い付ける

前身頃にレースを縫い付けます。
それにしても変わった形状ですよね。

レースですが、写真のようにギャザーが寄っているものを選んで下さい。
そうしないと仕上がった際に可愛くなりません。

レースの上から、端から5mmの位置でミシンを掛けます。

角の部分ですが、ギャザーを多めに寄せると綺麗に仕上がります。

縫い終わるとこうなります。

ヨークと前身頃を縫い合わせる

ヨークを裏返します。
初めに下端を1cmで折り返してアイロンしたあと、左右も同じく1cmで折り返してアイロンをします。
下→左右の順にアイロンをして下さい。

イメージとしては、ヨークをこのように上から縫い付ける形となります。

端から5mmの位置にミシンを掛けます。

ズレないように全体をクリップやまち針で止めておくといいです。

縫い終わりました。

身頃同士を縫い合わせる

前身頃と後身頃を縫い合わせます。

肩を中表にして縫い代1cmでミシンを掛けます。

縫う際に、前身頃のレースが縫い込まれないように注意して下さい。

終わったら縫い代を割っておきます。

見返しを縫い付ける

見返しの作成

見返しを作成します。

縫い代1cmでミシンを掛けます。

終わったら縫い代を割っておきます。

見返しと身頃を縫い合わせる

身頃と見返しを中表にしてクリップで止めます。
このとき、見返しの中央をはじめに固定すると作業しやすいです。

端から1cmでミシンを掛けます。
今回はえりが無いので縫いやすいと思います。

身頃の縫い代は割れた状態になるようにして下さい。
まぁミスって片方に倒れていても大丈夫です。

前身頃のレースですが、自然に倒れた状態で見返しを縫い付けて下さい。

終わったら角を切り落とします。
ミシン線を切らないように注意です。

ひっくり返して角を立たせておきます。

身頃の外周にミシンを掛ける

身頃の外周に、端から5mmの位置にミシンを掛けます。

後身頃の、写真の位置になったら一旦縫うのを止めます。
(レースの手前でストップ)

見返しの上にミシンを掛けます。
位置は写真のチャコペンの箇所からです。
説明しにくいのですが、ヨークの上にミシンを掛けると縫い目が目立つためです。

写真を参考にして下さい。
その後、ヨークの終わり際の手前でミシンを止めます。

そして写真の位置(レースの先)からミシンを再開します。

そでを縫い付ける

そでにギャザーを寄せる

ミシンのあらさを+1mmにします。

そでの両端に、端から5mmの位置に返し縫いをせずミシンを掛けます。
糸の両端は10cm程度残しておきます。

終わったら必ずミシンの設定を戻しておきます。
私はたまに忘れます。

ミシンの下糸を引っ張るとギャザーになります。
まずそでの片方だけにギャザーを寄せます。

身頃とそでを縫い合わせる

身頃のそでの箇所と、そでのギャザーを寄せた辺を中表にしてクリップで止めます。

このとき、表から見た写真です。

縫う前に、身頃のレースが縫い込まれないようにまち針で止めておきます。

端から1cmの位置にミシンを掛けます。

身頃の縫い代は割れた状態になるようにします。
また、縫い代の周辺にギャザーを多く寄せると表に返した時ふんわり仕上がります。

縫い終わるとこうなります。

両そでを縫い終わりました。

そで口を付ける

そでのギャザーを寄せてない方にギャザーを寄せます。

クリップでそで口を止めます。

この際、そで口は切りっぱなしのほうが外側に来るようにします。

そでを上にして、端から1cmの位置にミシンを掛けます。

縫い終わるとこうなります。

わき~すそを縫う

縫い代に切り込みを入れる

そでの縫い代に切り込みを入れます。
位置は端から3cm程度です。

切り込みの深さですが、ミシン線を切らない手前ぐらいです。

中表にして縫い合わせる

わき~すそを中表にしてまち針またはクリップで止めます。
このとき大抵の場合ぴったり合いません。
完成しても目立たない位置なので気にしなくてOKです。

端から1cmにミシンを掛けます。
まち針の上からミシンをすると針が折れることがあるのでやめましょう。

両方のそでを縫い終えました。
スカートを縫っていきます。

スカートを縫う

レースを縫い付ける

スカートとレースを中表にして端から1cmにミシンを掛けます。
レースの表裏に注意して下さい。
よく分からない場合はどっちでもいいです。

終わったらレースを返してアイロンしておきます。

装飾する

スカートが寂しいので平ゴムを縫い付けて装飾します。
8コールのものを使いました。

縫う位置はお好みでOKです。
私は端から1.5cm程度の位置にしました。

ゴムから針が落ちるとかなり縫い目が目立ちます。
丁寧に作業しましょう。

あと私がやりがちなのが、ゴムの片面だけ縫ってもう片方を忘れるケースです。
ちゃんと両方縫いましょう。

終わりました。
まあお好みで色々装飾してみて下さい。

スカートにギャザーを寄せる

ミシンのあらさを+1mmにします。

スカートの端から5mmの位置に、返し縫いせずミシンを掛けます。
ミシン糸は両端とも10cm程度残しておきます。

設定を戻しておきます。

スカートの中央に目印としてクリップを止めておきます。

下糸を引っ張って、全体にギャザーを寄せます。

身頃とスカートを縫い合わせる

縫う前に前身頃のレースを縫い込まないようにまち針で固定しておきます。

身頃とスカートをクリップで止めます。

裏から見た写真です。

端から1cmの位置にミシンを掛けます。

身頃の縫い代は割った状態になるようにします。

レースが縫い込まれないように注意して下さい。

縫い終わりました。

マジックテープを縫い付ける

後身頃にマジックテープを縫い付けます。

ヨークを装飾する

もうすぐです。
ヨーク部分を装飾します。

今回はボタンを2つ付けました。
お好みで色々やってみて下さい。

完成!!

完成です!
お嬢様に見えますね~

後ろです。
しっぽ穴を付けるのが面倒なので私はいつもしっぽ丸出しです。
しっぽ穴が欲しい場合は以下のエントリを参考にして型紙を改造して下さい。



作ってて楽しいのでぜひ皆さんもトライしてみてくださいね。

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