【型紙 / レシピ】ラウンドヨークワンピース

以前スクエアヨークワンピースと題してゴスロリ服を作りました。
今回はラウンドヨークのものを作ってみました。
メルちゃんお嬢様な気分だね~よちよち(赤ちゃん言葉

こちらはスクエアヨークです。
うーん、両方可愛いですね~

型紙


型紙1

型紙2

型紙3

型紙4

型紙5

型紙6

型紙7

お洋服の制作をして頂きましたら、ページ下部よりコメント頂けるととっても嬉しいです!!
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ヨークの作成

アイロンで跡を付ける

ヨークを作ります。
前掛けみたいになっているところをヨークというらしいです。

まず中央にチャコペンで縦線を引きます。
続いて、以下のようにチャコペンで縦線を引いて下さい。
| 1cm | 1.5cm | 1.5cm | 1cm |

中央から1.5cmに引いた縦線をアイロンで山折りにします。
※中央の縦線は目印なので折り目など付けず何もしないでください。

続いて両端の縦線を写真のように谷折りにします。

アイロンを出したついでに、そで口を半分に折り目をつけておきます。

レースを縫い付ける

ヨークに装飾をします。

谷折りになった箇所にレースを縫い込みます。
端から3mmの位置にミシンをします。

縫う際は写真の位置の幅が3cmとなるように注意します。

身頃の作成

レースを縫い付ける

続いて、身頃にレースを縫い付けます。

端から5mmの位置にミシンをしつつレースを縫い込みます。
ここで注意なのが、レースは出来るだけフリル状になっているものを買って下さい。
フリル状じゃない場合、曲線部分が突っ張って反り返るので可愛くなりません。
(一回作り直しました)

フリルになっていない場合はレースにギャザーを寄せてフリルを作って下さい。
私が買ったレースは平らだったのでフリルに加工しました。
手順としては以下のとおりです。

50cmのレースを用意
・ミシンのあらさを+1mmにして返し縫いをせずに端から5mm程度の位置にミシンをする
・下糸を引っ張ってギャザーを寄せ、えりと同じ長さにする


なぜ50cmかと言いますと、レースを縫い付ける曲線部分の約2倍だからです。
個人的な計算式がありまして、「作りたいフリルの長さの2倍のレースで作るとふりふりにになって可愛くなる」というものです。
例えば10cmのフリルが欲しかったらその2倍の20cmのレースを用意する…といった感じです。
まぁ、これはあくまで自分が思ってるだけですが…

縫い終わるとこうなります。
ふりふりしていて可愛いですね。

ヨークを丸める

ヨークを加工します。
えりじゃない辺の端から5mmの位置に返し縫いをせずミシンを掛けます。
※ミシンの設定(あらさ)は変えない

下糸を引っ張ってギャザーを寄せます。

写真のような形を目安に整形します。

裏です。
一応…

型紙の「ヨーク仕上がり確認用」の紙をあてがって、できるだけそれに近づけるようにアイロンで整形します。

ヨークと身頃を縫い合わせる

前身頃の中央にチャコペンで印を付けます。

ヨークの中央と先程の印を合わせます。

クリップやまち針を使ってヨークを固定します。
このとき、前身頃の縫い代1cmが隠れるようにします。

ヨークの上から、端から5mmの位置にミシンを掛けます。
歪んでると目立つのでゆっくり丁寧にミシンをして下さい。

全体的にカーブしているので、ミシンの設定速度を遅くしたほうがいいです。

縫い終わるとこうなります。
かなりきれいにできました。

前身頃と後身頃を縫い合わせる

難所はもう乗り越えました。
おめでとうございます。
…なので、あとの工程はパフスリーブワンピースのえりが無いバージョンと同じになります。
写真を撮っているので解説しておきます。

身頃の肩同士を縫い代1cmで縫い合わせます。

この際、ヨークに縫い付けたフリルを挟まないように注意して下さい。

身頃が3枚合体しました。

見返しの縫い付け

見返しを作ります。

縫い代1cmでミシンを掛けます。

見返しを縫い付けます。
写真のように、見返しをの縫い代が表側になるようにしてクリップで重ねて止めます。

端から1cmでミシンを掛けます。

このとき、身頃の縫い代が割れた状態になるようにして下さい。

終わったら縫い代の角を切り落としておきます。

表に返して角を立たせておきます。

ステッチを掛ける

身頃の表に、端から5mmでミシンを掛けます。

写真の位置(フリルの直前)まで来たら一旦ストップして糸を切ります。

ヨーク部分のえりを縫います。
開始位置は写真の箇所にします。
ここですが、ヨークの表にミシンを掛けると縫い目が目立つので写真のように見返しを引っ張って根本にミシンを掛けます。

写真の位置に来たらストップして糸を切ります。

端から5mmの位置に、身頃の表にミシンを掛けます。
開始位置は写真の箇所にします。

そでの作成・縫い付け

ギャザーを寄せる

そでを作ります。
ミシンのあらさを+1mmにし、そでの両端に端から5mmで返し縫い無しでミシンを掛けます。
その後下糸を引っ張ってギャザーを寄せます。

身頃と縫い合わせる

身頃とそでを中表にしてクリップで止めます。
その後端から1cmでミシンを掛けます。

身頃の中央にギャザーを多く寄せるようにすると可愛く仕上がります。

そでを縫う時ですが、フリルを縫い込まないようにまち針で固定しておきます。

縫い終わりました。
…人生で何着目のパフスリーブワンピースなんでしょうね、これ。

そで口を付ける

そで口にギャザーを寄せます。

アイロンで半分にしておいたそで口とクリップで止めます。

切りっぱなしの面が外側になるようにします。

端から1cmでミシンを掛けます。
このとき、ギャザーが全体で均等になるように注意しつつ作業します。

縫い終わりました。
そで口を折り返すとこうなります。
ふんわりしていて可愛いですね。
それだけ、本ブログのパフスリーブワンピースの型紙の完成度が高いということでもあります。(自慢

わき~すそを縫う

わき~すそを縫い合わせる前に、縫い代に切り込みを入れておきます。
場所はそでと身頃を縫い合わせた縫い代の写真の位置です。(計4箇所)
場所がよく分からなかったらしなくてもいいです。

わき~すそを中表にして縫い代1cmでミシンを掛けます。
このとき、表と裏の縫い代が割れた状態になるようにまち針をしておきます。

表に返すとこうなります。

スカートを作る

レースを縫い付ける

スカートの準備をします。
スカートすそとレースを中表にして縫い代1cmでミシンを掛けます。
ヨークに縫い付けたレースと同一のものにしたほうが統一感が出ると思います。

縫い終えたらレースを表に折り返してアイロンをしておきます。

装飾する

スカートに装飾をします。
しなくてもいいです。
今回は平ゴムを縫い付けることにしました。

なぜ白のサテンリボンじゃないのかと言いますと、スカートの曲線に沿ってサテンリボンを縫うのが難しいからです。

家にサテンリボンがある方ははぎれを使って試しにやってみて下さい。
地獄のように難しいのが分かるはずです。

サテンリボンの場合、きれいな曲線になりません。

ギャザーを寄せる

スカートにギャザーを寄せます。
ミシンのあらさを+1mmにし、端から5mmの位置に返し縫いをせずミシンを掛けて下さい。

スカートのウエスト中央にクリップを付けておいて、それを目印に全体に均等になるようギャザーを寄せます。

身頃とスカートを縫い合わせる

身頃とスカートのウエストを中表にしてクリップで止めます。
以下のエントリを見るとよく分かると思います。
【Part4】誰でも作れる!パフスリーブワンピース作り方解説

マジックテープの縫い付け・身頃の装飾

身頃とスカートを縫い合わせたら、背中の開閉部分にマジックテープを縫い付けます。
…昔はマジックテープが嫌いでスナップボタンばっかり使っていたのですがドール用の薄いマジックテープを発見してからはそればっかり使うようになりました。

以下のエントリで解説しているので良ければ見てみて下さい。
手芸用品の紹介

仕上げに、ヨークに装飾をします。
色々考えたのですが今回はシンプルにボタン2つにしました。
えりにリボンを付ける等自由にデザインしてくださいね。

完成!!

完成です。
お嬢様感が溢れ出ていますね。

前身頃です。
透けるレースを使っているので透明感(清楚な感じ?)が出ていると思います。

すそです。
平ゴムの装飾はあってもなくてもいいです。

背中です。
しっぽ穴を付けるのが面倒で嫌いなのでおしり丸見えタイプです。
後ろなんて誰も見ないので適当でいいのです。(重要)

こちらは以前作ったスクエアヨークワンピースです。
どちらも可愛いですね~~よちよち(赤ちゃん言葉



メルの服作ってなかったら「ヨーク」なんて言葉知らずに一生を終えていたと思います。

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